財団法人大阪府千里センターが発行する『千里』に「ひがしまち街角広場」に関する記事が掲載されました。
▼本紙今号のまちづくり特集は久しぶりに新千里東町だが、このまちほど、まちづくりに関して話題が多い住区も、全国的に見てそうあるものではない。住民の活発な動きはテレビも新聞も競って取り上げ、それが励みでさらに話題提供が増えるというリズムの良さにつながっている。
▼なぜこんなに注目されるのか。それはやはり「ひがしまち街角広場」の存在が大きい。近隣センターの空き店舗を活用して3年前にオープンしたが、コーヒーなど一杯100円のお気持ち料でちゃんとまかなえるのだから、住民のチエと努力にまず敬意を払おう。加えて居心地の良さが特筆される。
▼この街角広場はもともと住民の憩いとコミュニケーションの場としてスタートしたが、東町だけではなく近隣のまちから遠方の人まで訪れ、今や「千里に関する情報交換の場」となっている。例えば阪大大学院のゼミもここを研究の一実験場として活用。千里グッズの会や千里竹の会もここで産声を上げている。
▼それがまちの住民であれ、遠くの人であれ「だれでも気安く受け入れる姿勢」が新たな人間関係と活動を生み出す原点になっている。学校帰りの小学生が、ここに立ち寄って、宿題の教えっこをしているほほえましい風景もみられる安心の場でもある。
※「せんり」・『千里』財団法人大阪府千里センター 第476号 2004年7月1日