『朝日新聞』に「ひがしまち街角広場」に関する記事が掲載されました。
街角広場では、ニュータウンの絵はがきも登場した。
「すてきな街には必ず絵はがきがある。だったら作ってみようという話になった」。ニュータウンの研究で街角広場に集まる住民と交流を始めた大阪大学大学院の鈴木毅・助教授らが、昨春から製作している。
約100種類を試作し、好評だった二十数種類を印刷。写真は住民や学生が撮影したが、図柄は風景にとどまらない。60年代と現代の写真を対比させたものや、マンホールのふたを並べたもの=写真=など、凝ったデザインばかりだ。
阪大の研究成果を使った図柄もある。木多道宏・助教授は、ニュータウン内に古くからある上新田地区のおみこしの道順や田畑の分布図を絵はがきにした。元は論文につけた図だったが、「街の歴史をニュータウンの人にも知ってもらえた」。
鈴木助教授は街角広場が「長年住んだ街への愛着を共有できる場所になっている」とみる。「絵はがきのアイデアもそんな広場から生まれた。温かい図柄とメッセージが千里の魅力を広く伝えてくれれば」と話す。
1枚50円。ひがしまち街角広場(・・・・・・)で販売している。日曜、祝日は休み。
※「団地にシニアのひろば」・『朝日新聞』2004年5月30日